結論
Unityを始めるときは、Unity Hubを先にインストールし、HubからUnity Editorを追加する方法が基本です。
Unity Hubを使うと、複数のUnity Editorバージョン、プロジェクト、ライセンス、AndroidやiOSなどの追加モジュールをまとめて管理できます。
初めて導入する場合は、次の順番で進めれば大丈夫です。
- Unityアカウントを用意する
- Unity Hubをインストールする
- Unity Hubへサインインする
- Unity Editorをインストールする
- 必要なBuild Supportを追加する
- 新しいプロジェクトを作成する
- Unity Editorが正常に起動することを確認する
この記事ではWindowsとmacOSを対象に説明します。
1. Unity Hubをインストールする
Unity公式では、Unity Editorのインストールやプロジェクト管理を行う主要な方法としてUnity Hubを案内しています。
まずUnity公式サイトからUnity Hubをダウンロードします。
- Windows: Windows 10 21H1以降の64bit版、またはWindows 11
- macOS: macOS 12以降
上記はUnity Hubの要件です。Unity Editorの要件はバージョンごとに異なり、例えばUnity 6.3 EditorはmacOS 13 Ventura以降が必要です。インストール前に選択したEditorバージョンの動作要件も確認してください。Unity Hubの動作要件
ダウンロード後、Windowsでは.exe、macOSでは.dmgを開き、画面の案内に従ってUnity Hubをインストールします。
Unityアカウントを持っていない場合
Unity Hubを利用するにはUnity IDでのサインインが必要です。
まだアカウントがない場合は、Unityのアカウント作成画面から作成してからHubへサインインしてください。
2. Unity Editorをインストールする
Unity Hubを起動したら、左側メニューからInstallsを開きます。
続いて右上のInstall Editorを選択します。
Unity Hubでは主に次の種類のEditorが表示されます。
- Official releases: 正式リリース版
- Pre-releases: Alpha / Betaなどの事前リリース版
- Archive: 過去のUnity Editor
初めてUnityを学習する場合や、安定性を重視するプロジェクトでは、基本的に正式リリース版またはLTSとして案内されているバージョンから選ぶのがおすすめです。
既存のUnityプロジェクトへ参加する場合は、勝手に最新バージョンへ変更せず、そのプロジェクトで指定されているUnity Editorバージョンをインストールしてください。
過去のUnityバージョンが必要な場合
Hubに目的のEditorが表示されていない場合は、Install Editor画面のArchiveからUnity Download Archiveへ移動し、必要なバージョンをHubへ追加できます。
3. 必要なモジュールを選ぶ
Unity Editorのインストール時には、追加モジュールを選択できます。
何を作るかによって必要なモジュールが変わるため、使用予定のプラットフォームだけを追加すると容量を抑えられます。
Androidアプリ・ゲームを作る場合
Android向けにビルドする予定なら、少なくとも次を選択します。
- Android Build Support
- Android SDK & NDK Tools
- OpenJDK
Android開発ではこれらをUnity Hub側でまとめて導入しておくと、別途SDKやJDKを手動設定する作業を減らせます。
モジュールがそろったら、UnityでAndroidアプリをビルドする方法でAPKの作成と端末へのインストールへ進めます。
iPhone / iPad向けに作る場合
iOS向けなら、次を追加します。
- iOS Build Support
ただし、iOSアプリをローカル環境で最終的にビルドするにはmacOSとXcodeが必要です。
UnityはXcodeプロジェクトを生成し、その後XcodeがiOSアプリとしてビルドします。Windows PCだけでもUnity上でiOS向けプロジェクトを扱うことはできますが、ローカルでXcodeを使った最終ビルドはできません。
Web向けに作る場合
ブラウザ向けに公開したい場合は、Web Build Supportを追加します。
Windows / macOS向けに作る場合
PC向けビルドが必要であれば、目的のプラットフォームに対応するWindows Build SupportまたはMac Build Supportを追加します。
4. モジュールは後から追加できる
インストール時に必要なモジュールを選び忘れても、Hubから後で追加できます。
- Unity Hubを開く
- Installsを開く
- 対象EditorのManageを選ぶ
- Add modulesを選ぶ
- 必要なモジュールを選択する
- Installを実行する
ただし、Unity公式ドキュメントでは、Hubから追加モジュールを導入できるのはHub経由でインストールしたEditorとされています。
そのため、特別な理由がなければUnity EditorもUnity Hubから管理するのがおすすめです。
5. 新しいUnityプロジェクトを作成する
Unity Editorのインストールが終わったら、Unity Hubから新しいプロジェクトを作成します。
Unity HubのProjectsを開き、New projectから使用するEditorバージョンとテンプレートを選択します。
ゲーム制作を始める場合は、目的に応じて2Dまたは3D系のテンプレートを選べば問題ありません。
プロジェクト名と保存場所を決めて作成すると、Unity Editorが起動します。
6. 最初に確認しておきたいこと
Unity Editorが開いたら、まず次を確認しておくと後のトラブルを減らせます。
Unity Editorのバージョン
既存プロジェクトやチーム開発では、使用するUnity Editorのバージョンを揃えることが重要です。
同じ「Unity 6」であっても細かいEditorバージョンが異なるため、プロジェクトで指定されたバージョンを使ってください。
Consoleにエラーがないか
新規プロジェクト作成直後にConsoleへエラーが出ていないことを確認します。
Build Supportが入っているか
AndroidやiOSなど目的のプラットフォームがBuild Profilesで利用できない場合、対応するBuild Supportモジュールが入っているか確認してください。
7. 初心者が迷いやすいポイント
Unity HubとUnity Editorは別のアプリ
Unity HubはUnity Editorそのものではありません。
- Unity Hub: Editor・プロジェクト・モジュール等を管理するアプリ
- Unity Editor: 実際にゲームやアプリを制作する開発環境
という関係です。
基本的にはUnity Hubを起点にEditorやプロジェクトを管理します。
最新版を必ず使う必要はない
新しいバージョンほど常に既存プロジェクトに適しているわけではありません。
既存プロジェクトを開くときは、そのプロジェクトで使用されているEditorバージョンを確認してからインストールしてください。
Editorのバージョン変更はPackageやSDK、ビルド環境へ影響することがあります。
Androidモジュールを後から入れることもできる
最初はPC向けだけで開発し、後からAndroidへ対応する場合でも、Unity HubのManage > Add modulesから追加できます。
8. 導入後のおすすめ設定
Unityのインストールが終わったら、次は以下を準備しておくと開発しやすくなります。
- Git / GitHubなどのバージョン管理
- コードエディタ
- Android実機またはiOS実機
- プロジェクトごとのUnity Editorバージョン管理
- 必要なSDK・Packageの導入
特にチーム開発や長期開発では、Unityプロジェクトを作成した直後からGitで管理することをおすすめします。
まとめ
Unityの導入は、次の流れで進めれば問題ありません。
- Unity IDを準備
- Unity Hubをインストール
- Unity Hubへサインイン
- Unity EditorをHubからインストール
- Android / iOS / Webなど必要なモジュールを追加
- Unity Hubからプロジェクトを作成
- EditorバージョンとConsoleを確認
Unity Hubを使ってEditorとモジュールを管理しておくことで、後から別バージョンのEditorや別プラットフォーム用Build Supportが必要になった場合も追加・切り替えしやすくなります。
